
仕事でk8s(実はOpenshift)を使っているんですが、まあ面白いんですよね。
家でもkubernetesを触りたいので、今回Raspberry pi 3 model Bを3台用意して、軽量版k8sのk3sクラスターを作りたいと思います。(master1台 worker2台構成)
ブログ記事については、OSインストール、k3sインストールなど、何回かに分けて書いていきたいと思います。
①Raspberry pi 3にCentos7をインストールする
k3sクラスターを構築する機材を用意する

全部amazonで購入しました。以下リスト。
- Raspberry Pi 3 Model B V1.2 × 3
- KEXIN MicroSDカード UHS-I Class10 SDHC 16GB(3個セット)マイクロSDカード × 1
- TP-Link 8ポート スイッチングハブ× 1
- アドワィツ 0.25Mx2本 LANケーブル CAT7準拠 10Gbps 600MHz 1.25G/s × 2
- Micro USB充電ケーブル SUNGUY 30cm 2本組み× 2
- AUKEY USB充電器 50W/10A ACアダプター 5ポート× 1
3万円あれば余裕です。
Macbookとルータはもともと家にあるので、これらをつなげてごちゃごちゃやっていきます。
Raspberry pi 3にMicroSDカードを使用してCentos7をインストールする
MacbookとMicroSD、Raspberry pi を使って作業していきます。ちなみにCentosにした理由は、使い慣れてるから笑
あらかじめMicroSDはディスクーティリティを使ってFATで初期化します。
macbookのターミナルで作業していきます。
$ cd /tmp
RaspberryPI用のCentos7のリリースがあるので、そちらを今回利用します。
$ curl -O http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/linux/centos-altarch/7.7.1908/isos/armhfp/CentOS-Userland-7-armv7hl-RaspberryPI-Minimal-1908-sda.raw.xz
解凍します。
$ brew install xz
$ xz -d CentOS-Userland-7-armv7hl-RaspberryPI-Minimal-1908-sda.raw.xz
MicroSDを挿入し、下記コマンドでファイルシステム名を確認します。
$ df -h
/dev/disk4s1 30Gi 2.4Mi 30Gi 1% 0 0 100% /Volumes/NO NAME
/dev/disk4s1 にCentosを書き込むため、一度アンマウントします。
$ diskutil umount /dev/disk4s1
ddコマンドで書き込みます。(of以降の記載の仕方に注意)
$ sudo dd if=CentOS-Userland-7-armv7hl-RaspberryPI-Minimal-1908-sda.raw of=/dev/rdisk4 bs=16m
ここで注意することが、of=/dev/disk4s1としないこと!こう書いてしまうと、インストールができないです。失敗します!
はい、これで起動ディスクが完成しました。このMicroSDをRaspberry pi に挿して、電源をつけると起動します✨
Raspberry pi のCentos7にMacのターミナルでsshする
家庭用ルータを利用している方がほどんどだと思うので、DHCPで動的にIPがRaspberry piに勝手に割り振られていると思います。ルータで割り振られたIPを確認した後、ターミナルでsshログインします。
$ ssh root@192.168.11.11
centos7のrootの初期パスワードは「centos」です。
ルート領域を拡張する
この状態のままだとルート領域がすぐに溢れてしまう状態なので、rootfs-expand コマンドで拡張します。
Raspberry pi側で下記コマンドを実行します。
# rootfs-expand
あとは少々おまじい作業
# vi /boot/cmdline.txt
下記の行を行末に記載し、rebootしてください。
cgroup_enable=cpuset cgroup_memory=1 cgroup_enable=memory
これをしないとk3sのインストールに失敗します!
これでk3sをインストールする準備が整いました。
次はk3sをインストールしていきます👍
続編はこちら↓